

読書メモ:ヴァイツゼッカー(1940/1975)『ゲシュタルトクライス』(木村敏・濱中淑彦共訳)みすず書房
ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼッカー著『ゲシュタルトクライス』を久しぶりに通読した。私が持っているのは画像1枚目のもので、大学院生の頃に買った2004年の新装版第3刷。今はさらに新装されたバージョンが出ていて、こちらの表紙の方は、本文中の図がデザインされていて、内容がひと目で掴めるようになっている(画像2枚目)。また、書籍や版によって名前の表記に揺れがあるが、今回は私がいちばん馴染んでいる(ヴィクトーア・フォン・)ヴァイツゼッカーとしている。 *** ここで論じられている「ゲシュタルトクライス」とは、認知作用の円環のことで、力学的な働きかけはそれが向かう先からのフィードバックによる影響を受けるし、その影響がさらに働きかけに作用する、というもの。馬が走り方を常歩・速足・駈歩・ギャロップと変えていく様子を想像すると、ヴァイツゼッカーが言わんとするところがわかりやすい。 この理論は、現代の認知心理学で言う「アフォーダンス」の先駆けとも言われていて、これを計測というよりも思考の中から生み出しているのが面白い。 *** (認知心理学者ではなく)臨床

心理臨床オフィス ポーポ
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